COLUMN

コラム

店舗でしか感じられないもの 

HEALSという場所から、日常に新しいきっかけを

 

 

 

前回のコラムでは、Sub/Standardの成り立ちや店名に込めた想い、そして私たちが大切にしてい
る価値観についてお話しさせていただきました。
今回はその続きとして、私たちが実店舗という場所にどのような可能性を感じているのか、そして
HEALSという場所で店を構えることの意味について、少しお話しできればと思います。
今の時代、身の回りのほぼ全ての物はオンラインで簡単に購入することができます。欲しいもの
を検索し、比較し、自宅まで届けてもらえる。とても便利で、私たち自身もその恩恵を日々感じ
ています。

 
しかし一方で、実際に足を運ぶことでしか感じられないものもあると思っています。
 

素材に触れた時の感覚。
袖を通した時の高揚感。
空間に流れる音や香り。
スタッフとの何気ない会話。

 
そして、予定していなかったものに出会う偶然。
そうした体験は、実店舗だからこそ生まれるものです。

 

 

 

 

 

Sub/Standardは、メンズ+ウィメンズのアパレルを中心に、リビング雑貨、カフェ、イベントスペースを併設したショップです。

 
お気に入りの一着を選ぶこと。
カフェでブレイクタイムを楽しむこと。
器や香りを暮らしに取り入れること。
展示やイベントを通して、新しい発見や価値観に触れること。

 
それらはすべて、日常を少し豊かにしてくれる行為だと考えています。
私たちが提案したいのは、単に商品を販売することだけではありません。

 
何気ない日常の中で、少し気分が上がること。
自分の中の価値基準が少し変わること。
好きなものに囲まれて過ごすことで、暮らしの見え方が少し変わること。

 
そうした小さな変化のきっかけを、この場所から届けていきたいと思っています。

 

 

また、いわき市という地域で店舗を構える意味についても、日々考えています。

地方だからできないのではなく、地方だからこそ丁寧に伝えられるものがある。
都市部とは違う時間の流れの中で、一人ひとりのお客様と向き合えることも、この場所の魅力だ
と感じています。
その中でHEALSという建物は、Sub/Standardにとって、ただ商品を並べるための場所ではあり
ません。店舗の世界観を表現し、来てくださる方にゆっくりと過ごしていただくための大切な空間です。
建物の雰囲気や周辺の環境、落ち着いた時間の流れは、私たちが大切にしている価値観とも自然
に重なっています。慌ただしく消費するのではなく、少し立ち止まり、手に取り、会話をし、
自分にとって心地よいものを見つける。そうした時間を過ごしていただけることも、実店舗なら
ではの価値だと思います。

 
私たちは、地域の方々にとって日常の中でふらりと立ち寄れる場所でありたいと思っています。同
時に、市外や県外の方にとっても「一度行ってみたい」と思っていただける、目的地のような場
所を目指しています。
Sub/Standardという名前には、私たち自身の価値基準での“スタンダード”を表現したいという想
いを込めています。
それは、流行に左右されない固定された基準ではなく、時代や人との出会いによって少しずつ変
化していくものです。
これからもHEALSという場所から、アパレル、リビング、カフェ、イベントを通して、日常の中
に新しい発見や高揚感を届けていきたいと思います。

 
便利な時代だからこそ、実際に足を運ぶことでしか感じられないものを大切に。
そして、いわき市から少しずつ、私たちらしいカルチャーを発信していけたらと思います。

 

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